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安倍政権並み、メディアの体たらく~社会時評 [社会時評]

安倍政権並み、メディアの体たらく~社会時評


内調とつながる「ジャーナリスト」 

A)このところ、メディアのだらしさが目立つ。

B)ひとりの女性が5月29日、検察審査会に不服申し立てをし、その後会見した。準強姦罪の被害者としての訴えだったが、顔も出して覚悟の会見だった。相手は元TBSの山口敬之という記者だ。

C)この件は週刊新潮5月18日号、25日号で詳しく報じている。注目すべきは、新潮の取材を知った山口がすぐ内調幹部に相談していることだ。つまり、山口は自らの下半身のことも含め政権、特に内調とツーカーだったことになる。

B)新潮がかぎつけたことで山口も動揺したんだろう。新潮から来たメールを内調幹部に送ろうとして、誤って新潮に返信してしまったらしい。それで山口と内調の関係が新潮にばれた。新潮は、山口の逮捕状をもみ消したのは菅義偉官房長官の右腕である警察官僚だと報じている。

A)山口は一時、安倍晋三首相を最も知る男としてテレビでもてはやされたが、少なくともジャーナリストとしてはこれで終わりだ。彼の言動は内調にコントロールされていると見るのが常識になるからだ。

C)先の女性、仮にS・Iさんとすると、彼女は米国の大学を出て外国通信社にインターンの扱いで働いていたが、日本のメディアに就職したくて、当時ワシントン支局長だった山口を頼ったらしい。こういうケースは時々あるが、自分の立場を利用した悪辣な手口だ。


「正義」が通らない社会
A)S・Iさんのような「個人の反乱」がこのところ相次いでいる。

B)それは、見るに見かねて、堪忍袋の緒が切れて、ということだろう。森友学園の籠池泰典理事長、加計学園疑惑での前川喜平・文科省事務次官…。普通ならメディアが社会正義の体現者、あるいは代弁者になるはずだが、それがないからだ。本来、こうした人々が顔をさらす前に、メディアが彼らの人権に配慮しながら正義を押し通さないといけないが、今の時代はそれがない。

C)前川さんはあれだけの覚悟で会見したが、官邸は黙殺する構えだ。それどころか、まるで関係ない出会い系バーの話を持ち出して、人格攻撃をしている。

A)元通産(経産)官僚だった古賀茂明さんは、前川さんは平成の浅野内匠頭だといっている。松の廊下で吉良上野介に切りつけた。仇を討つ四十七士よ出て来い、というわけだ。しかし、今のところ文科省内はみんな口をつぐんでいるようだ。

B)かつて外務省機密漏えい事件というのがあり、日米密約が暴露されたが、当時の佐藤栄作政権は記者と外務省職員の不倫の事実を持ち出して裁判にも勝訴した。「情を通じ…」という判決の一言が、日米密約を暴くという正義の行為を吹き飛ばしてしまった。今回の人格攻撃の背景には、その成功体験があるのだろう。

A)文科省の官僚だった寺脇研さんが、今のメディアはひどいとツイートしている。ある全国紙からコメントを求められて応じたところ、没にされたらしい。そのコメントも載せてあったが、どこが問題なのか分からない。強いてあげれば「今の省庁は内閣府の下請けになっており、正常な内閣制度とはいえない」という部分か。それにしても、この程度で掲載が見送られるようでは、メディアもひどいものだ。

C)その新聞はどこだろう。朝毎東は少なくとも没にはしない。産経は初めから寺脇さんには聞かないだろう。だとすれば読売か。

防御に走るメディア

A)そうかもしれないが、分からない。ところで最近、田崎史郎・時事通信社特別解説委員の官邸寄り発言が目立つ。

B)彼の発言をよく聞くと、必ずしも本意ではなく発言しているとうかがえることがある。官邸寄りで発言してくれと局から求められているのではないか。

A)なぜ。

B)かつて、各局のニュース番組やNHKの「クローズアップ現代」が官邸の批判にさらされた。その時あったのは、例えば選挙報道などで発言者のバランスが取れていない、というものだった。その批判が必ずしも正しいわけではないが、テレビ局としてはそうした批判を受けないよう、外形的に整えようとしているのではないか。

C)確かに。見ている限りでは田崎氏はコメンテーターとして単独で出ることはない。例えば、多少野党寄りの発言をする伊藤惇夫氏とセットとか。局がバランスを取るための要員だろう。そのためか、テレビ朝日は肩書で「時事通信」を出さずに「政治評論家」としている。そのほうが中立を気にせず自由にものが言えるから。

B)やっぱり、安倍政権が一時メディアを攻撃したのが相当こたえているようだ。トランプ政権と果敢に闘っている米国メディアがやたら健全に見えてしまう。

A)読売が載せた安倍首相の改憲単独インタビュー(5月3日付)、前川前次官の個人攻撃報道(5月22日付)も相当ひどい。この件と、先ほどの山口氏の一件をみれば、官邸によるメディア支配の手口が見えてくる。

B)「出会い系バー通い」の読売の記事も、官邸の警察官僚を通じて流されたものだろう。こうした情報操作に加えて共謀罪が成立すれば、どんな時代が来るか。



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