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それでもあなたは安倍政権?~社会時評 [社会時評]

それでもあなたは安倍政権?~社会時評

 

 民主党政権は悪夢?

A 2月10日の自民党大会で安倍晋三首相(党総裁)が、民主党政権時代を「悪夢」と語り「あの時代に戻させてはいけない」としたことで、民主党政権の幹部だった岡田克也衆院議員が12日の予算委で「取り消しなさい」と要求、首相は「取り消さない」と答えた。

B 子供のケンカのようなやり取りだが、直後に岡田氏が語っているように「ちっちゃな首相」という印象だけが残った。6日夜には首相公邸で、石破派を除く党内6会派の事務総長らが極秘で会合を開いたというし…。子供がよくやる「仲間はずれ」というやつだ。

C 6日の会合は昨年の総裁選の祝勝会らしい。

B それにしても、とっくに総裁選はすんだのだから。石破派もいれて再スターとか、やりようはあるだろう。そうすれば秘密裏にやることもなかった。

A やはり、今の政治は狭量といわざるを得ない。そういえば、会見での東京新聞記者の質問攻めに菅義偉官房長官が不快感を示し、内閣記者会に「事実に基づかない質問はやめろ」と申し入れたらしい。

B 事実に基づかない報道ならともかく、事実に基づかない質問をするなとは…。事実かどうかを確かめるのが質問だろう。安倍政権全体がもはや狭量で不寛容といわざるを得ない。こんな人たちが日本のかじ取りをしていると思うと、恐怖感さえ覚える。

 

 五輪担当相の配慮欠く発言

A 12日には、来年の東京五輪で活躍が期待された池江璃花子選手が白血病であることを明らかにして、列島に衝撃が走った。あろうことか、この事態に桜田義孝五輪担当相は「がっかりした」と発言。13日の衆院予算委で野党の追及を受け、発言撤回に追い込まれた。18歳の女性が人生の新しいステージに立った、そのことを一人の大人として見守り、応援するとなぜ思い至らないのか。こんな人を大臣に据える安倍政権の緊張感のなさ…。

C テレビの報道などを見ていると、白血病治療もここ2030年で随分前進したようだ。そうした医学の進歩に立ち、池江さんがこの先、元気な姿を見せれば、国民は安堵し喜ぶだろう。それを思えば東京五輪など小さなことだ。

 

 厚労省の統計不正

A 統計不正問題で厚労省に激震が走っている。

B 毎月勤労統計の東京都内分が全数調査と法律で定められているのに抽出調査をしていた。そのほかにも、訪問調査をすべきなのに郵送にしていたとか、問題が明るみに出ている。不正を明らかにする調査も、外部がやるべきところを内部の職員で済ましていたとか、事後の対応も問題が指摘された。

C 厚労省自体の仕事が増えすぎて担当する職員の対応が追い付いていないようにも見える。言われているように、日本社会は高齢化が進んで経済成長型から福祉型社会へと変貌している。しかし、行政がそうしたトレンドに合うように転換しきれていない。毎年の予算を見れば分かるが、厚労省関係は30兆円を超している。全体の3分の1だ。しかも、そのほとんどは年金、医療関係。高齢化社会を象徴している。

B そうした中で、職員は増えるどころか減らされている。それが、この統計不正にも表れているとみるべきだ。

C もう一つの背景として安倍政権の官邸一極集中もある。かつては霞が関を動かすのは官邸と自民党本部だったが、今や官邸に集中している。官僚たちも、官邸さえ見ていればいいという時代になった。勢い、官邸への忖度ばかりが働き、自民党本部の政調のグリップがきかなくなった。

 

 外交の安倍?

A 「外交の安倍」という言葉を聞くが、本当にそうか。

B 政権にいる人たちだけが言っているのではないか。

C そう思う。今月下旬にはベトナムで米朝首脳会談が開かれる。韓国の文在寅大統領も呼ばれて朝鮮戦争終結が宣言されるとの観測もあるが、この朝鮮半島「雪解け」の潮流の中で日本は完全に蚊帳の外だ。

B 日本は米国の「ポチ」だから、米国さえ相手にしていればいいと、北朝鮮も韓国も思っているのでは。

C 韓国の国会議長が、天皇が慰安婦に直接謝罪すれば慰安婦問題は解決する、と発言。安倍首相は「甚だしく不適切」と反発した。

B 慰安婦問題や強制連行問題がいまだに尾を引いているのは、植民地時代を日本がきちんと総括していないからだ。韓国要人の一連の発言は、結局そこに行きつく。そこにけじめをつけなければ韓国の批判は収まらず、結局は日本軽視につながるだろう。

A 日露首脳会談の直前に「2島返還で決着へ」の記事が一斉に出たが、あれは何だったのだろう。第一、あの記事のソースはどこだったのか。

B 官邸か外務省の高官あたりが、世論の動向を探ったのだろう。しかし、ロシアの対応がその上を行った。

C ロシアのラブロフ外相は第2次大戦の結果を認めるのが前提、といっている。日本政府は固有の領土だの不法占拠だのというが、ロシアにすれば馬耳東風だ。ヤルタの密約によって不可侵条約を破棄し参戦した。そして約束通り領土を手に入れた。パワーポリティックこそ正義、といいたいだろう。

B それに対して、なんと安倍外交のひ弱なことか。プーチンとの「友情」などひとたまりもない。

 

 それでも安倍政権?

A 今夏には参院選がある。ひ弱な外交、統計不正で根拠が揺らぐアベノミクス、官僚を掌握しきれない官邸、いまだ解決しないモリカケ問題、とマイナス要因ばかりだが、それでも国民は安倍政権を選ぶのか。

B 小選挙区の問題が大きい。なんとかならないか。

C とにかく、死に票が多すぎる。無効とされた大量の意思の上に安倍政権が成り立っている。これを打開する道は、何が何でも野党を結束させることだ。

B それには、共産党というネックがある。今の時代、共産主義社会を目指すというのは違う。少なくとも、世論の支持を得る思想ではない。ここと組むというのは、抵抗があるのも仕方がない。

C 逆に、自民党を分裂させるというのはどうか。かつて「剛腕」といわれた小沢一郎のような存在は出てこないか。

B 本当は、その方が手っ取り早いのだが。しかし、自民党自体が政権を担うことの「味」を求めて集まった人たちばかりだ。民主党で大臣まで務め二階派入りした細野豪志衆院議員の言っていることを聞いてもよくわかる。所詮は与党でなければ妙味はない。よほどの緊張感がない限り、自民党を割るのはむつかしいだろう。

A 今夏ダブル選の予想さえある。その末に安倍自民党が大勝でもすれば、いよいよ日本の政治は危うい。



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